#001 虚実

走査

必要は発明の母と言うけれど、本当に必要なものは
作れるのだろうかとも思います。

うきうきした気分を味わいたくてヘッドフォンで音楽を聴いたり、
北風に吹かれながらコートの温もりを味わったり、
待ち合わせの場所まで車を走らせるのは、たしかに素敵です。

でも、うきうきした時に口笛を吹くのは最高だし、
寒さに震えながらギュッと手を握りあうのも悪くないし、
待ち合わせ場所に近づいて思わず小走りになるのも全然いい。

けれど、実はこれでもまだ心は満ち足りなくて、
口笛にうきうきの気分をすべて乗せることはできないし、
握った手の境界が溶けてなくなってしまえばいいと思うし、
どうして会える時間はこんなに短いのだろうともどかしさを覚えるわけです。

しかしながら、だからと言って諦めの境地に入ってしまったり、
プロダクトなんて必要ないと言ってしまうのも違います。
絶対に諦めないし、これからもプロダクトは必要です。

ただ、その必要とするプロダクトを作る際、果たしてそれは
自分が求めているものにどこまで肉薄できるのだろうと
留め置くことは、忘れないようにしたいものです。

関連項目

#002 立体化
#021 オブジェ
#024 陰影
#291 そのプロダクトをなくすことを考える
#329 永遠
#365 ビット化
#507 発想法
#508 テーマを与える
#516 言語化
#518 秩序を与える
#527 白紙状態から発想する
#538 存在感を消す
#554 無駄がない
#576 観察、問診、検証

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