#329 永遠

走査

プロダクトに時間を超越させてみましょう。
実は永遠のプロダクトを作るのはそんなに難しい話ではありません。
永遠の実現は、細かい出来の良し悪しに左右されるというより、
そのプロダクトが明確に概念に形を与えているか、この一点が重要です。

遺跡から発掘された数千年前の皿は、時の流れを無視して現在でも皿として認識され、
そこに猫の絵が描かれていれば「猫が描かれているなあ」と分かり、
その猫が毛を逆立てていたら「何やら怒ってるぞ」と人に思わせるわけです。

と、このようにそんなに難しい話ではない。
あと、概念という言葉も難しくとらえる必要はないです
(ちなみに概念が体現するものは、時代や地域によって多少は変動しますが、
そこはあまり気にしなくていいです)。
プロダクトが何に使われるものなのか、見て分かるようにするだけです。

関連項目

#001 虚実
#141 耐久性
#275 イメージの世界
#291 そのプロダクトをなくすことを考える
#328 未来
#364 神
#365 ビット化
#456 メンテナンスしやすい
#480 いつでも使える
#511 ロングライフデザイン
#513 フィロソフィー
#515 極論
#519 リファクタリング
#522 方程式
#538 存在感を消す
#554 無駄がない
#564 漸次的変化
#637 一生もの

参考画像


カリグラフィーによる十二支「Du Nishi ―十二支―」
via: 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業制作展2011

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