走査
近い将来のことを考えてプロダクトを作る方法もありますが、
10年後、20年後、100年後を考えて作ることだって可能です。
あるいは、そのプロダクトが作られた当初の理念を探り、
そこで実現はしなかったものの目指されていたものを掘り当て、
現在において実現させるという方法もあります。
また、そのプロダクトに未来はないものとして考え、
まったく新たなアプローチに挑むことだって可能です。
おそらく100年後には現在あるプロダクトの9割方は死滅しているので、
そこから逃れられない方が一般的です
(たとえば100年ほど前には牛や馬が現在の自動車と同じくらい街中を闊歩していましたが、
彼らは現在トラクターや耕運機、自家用車に活躍の場を奪われてしまいました)。
引用
結論を言うと、「ふるさと」とは、子どもから大人になる途中で、子どもながらに全力傾注で創造的行為を行ない、それをいくつか達成した、
そういう達成体験が累積した場所だから、「ふるさと」になったのだということである。したがって、子ども時代の時点に身を置いてみると、
それは[→未来]という未来向けの矢印で、その[→未来]向けの矢印の累積したところが、いつまでも離れ難いふるさとになったことが真実である。
『創造性とは何か』川喜田二郎(祥伝社新書)PP.147-148
関連項目
#291 そのプロダクトをなくすことを考える
#329 永遠
#322 過去
#339 現在
#365 ビット化
#404 電化
#448 新発明、新発見、新機構から発想する
#509 ヴィジョン
#510 先見性
#526 限界に挑戦する
#558 タブーを取り入れる
#573 不可能への挑戦
#577 マーケティングマイオピアの回避
#583 風潮、パラダイム
#599 新ジャンル、新カテゴリの形成
#600 あたらしいマーケットに対応する
#632 ライフスタイル
#700 [style] ハイテク
参考画像
via: 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業制作展2011
via: inspire me now
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