#614 親しみを作る

走査

プロダクトと使用者の間にある物理的な距離は計測できますが、
心理的な距離は目に見えないので計測できません。
だからと言って、これをないがしろにするのは得策ではありません。

物理的な距離が近ければ近いほど使い勝手が向上するのと同様に、
心理的な距離もまた近い程よいものであるからです。

そしてプロダクトに親しみを作ることの意義は、使用者とプロダクトの間の
この心理的な距離を埋めることにあります。

関連用語

アットホーム
ユーザーフレンドリー

引用

ウェブビジネスの多くは、利用されることで初めて価値が生まれるビジネスだ。とりわけ、アプリケーションの提供に特化した
Web2.0以後ではその傾向が顕著だ。YouTubeはユーザーの投稿がなければただの空っぽのビデオの棚でしかない。
Foursquareはユーザーが「ここにいる」と発信してくれない限りただの白地図だ。企業資産の多くは
ユーザーによるボランタリーな活動によって現実化されている。
ユーザーの関与があればこそ、Web2.0以後のウェブサービスは場として実体性を帯びることができる。
裏返せば、ユーザーがいなくなればそのサービスは消えたも同然だ。Web2.0以後のウェブビジネスはこのように
揮発的で瞬時的な(しばしばエフェメラルといわれる)性格をもつ。
ここから、ユーザーの賛同や共感をいかに得るかが今日のウェブ企業には不可欠の戦略になることがわかるだろう。
『ウェブ×ソーシャル×アメリカ』池田純一(講談社現代新書)P.221

関連項目

#056 シズル感
#253 気分、精神状態
#299 人的サービスの向上
#354 習得までの時間が短い
#371 ナビゲーション、フローチャート
#377 カスタマイズ
#380 インフォメーション、案内
#438 使いやすい
#447 直感的に使える
#456 メンテナンスしやすい
#465 リラックス
#474 気配り、思いやり
#481 おまかせ
#500 愛着が出る
#570 遊戯性、遊具性
#605 フィードバックサイクルの短縮
#630 リーズナブル
#650 ファンを作る

参考画像


via: Nerd Approved

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